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IT業界における専門業務型裁量労働制の活用について

最近数多くご質問をいただいおりますIT業界を対象にした専門業務型裁量労働制を
下記にまとめましたのでご参考にしてください。


専門業務型裁量労働制とは?
 業務の性質上、業務遂行の手段や方法、時間配分等を大幅に労働者の裁量にゆだねる必要がある業務として厚生労働省令及び厚生労働大臣告示によって定められた業務(下記)の中から、対象となる業務を労使で定め、労働者を実際にその業務に就かせた場合、労使であらかじめ定めた時間働いたものとみなす制度です。


専門業務型裁量労働制の対象となる業務は、以下に掲げる業務となります。
● 新商品若しくは新技術の研究開発又は人文科学若しくは自然科学に関する研究の業務

情報処理システム(電子計算機を使用して行う情報処理を目的として複数の要素が組み合わされた体系であつてプログラムの設計の基本となるものをいう。)の分析設計の業務/strong>

 ●新聞若しくは出版の事業における記事の取材若しくは編集の業務又は放送法(昭和25年法律第 132号)第2条第4号に規定する放送番組若しくは有線ラジ オ放送業務の運用の規正に関する法律  (昭和26年法律第135号)第2条に規 定する有線ラジオ放送若しくは有線テレビジョン放送法(昭和47 年法律第114号)第2条第1項に規定する有線テレビジョン放送の放送番組(以下「放送番組」と総称  する。)の制作のための取材若しくは編集の業務

●衣服、室内装飾、工業製品、広告等の新たなデザインの考案の業務

●放送番組、映画等の制作の事業におけるプロデューサー又はディレクターの業務

● 広告、宣伝等における商品等の内容、特長等に係る文章の案の考案の業務
(いわゆるコピーライターの業務)

事業運営において情報処理システムを活用するための問題点の把握又はそれを活用す
るための方法に関する考案若しくは助言の業務(いわゆるシステムコンサルタントの業務)  


● 建築物内における照明器具、家具等の配置に関する考案、表現又は助言の業務
(いわゆるインテリアコーディネーターの業務)

ゲーム用ソフトウェアの創作の業務

●有価証券市場における相場等の動向又は有価証券の価値等の分析、評価又はこれに基づく投資に関する助言の業務(いわゆる証券アナリストの業務)

●金融工学等の知識を用いて行う金融商品の開発の業務

●学校教育法に規定する大学における教授研究の業務(主として研究に従事するものに限る。)

●公認会計士の業務

●弁護士の業務

●建築士(一級建築士、二級建築士及び木造建築士)の業務

●不動産鑑定士の業務

●弁理士の業務

●税理士の業務

●中小企業診断士の業務

制度の導入に当たっては、原則として次の事項を労使協定により定めた上で、所轄労働基準監督署長に届け出ることが必要です。
 ・制度の対象とする業務
  ・対象となる業務遂行の手段や方法、時間配分等に関し労働者に具体的な指示をしないこと
  ・労働時間としてみなす時間
  ・対象となる労働者の労働時間の状況に応じて実施する健康・福祉を確保するための措置の具体的内容
  ・対象となる労働者からの苦情の処理のため実施する措置の具体的内容
 ・協定の有効期間(※3年以内とすることが望ましい。)


専門業務型裁量労働制の適用対象となるか否かは、単に業務の名称等によって判断するものではなく、業務の実態が専門業務型裁量労働制の本旨に当てはまるか否かによって判断すべきものです。
 例えば、数人でプロジェクトチームを組んで開発業務を行っている場合、実際上、そのチーフの管理の下に業務遂行、時間配分を行うケースが多いと思われますが、この場合は専門業務型裁量労働制の適用対象に該当しません。また、プロジェクト内に業務に付随する雑用、清掃等のみを行う労働者がいる場合の当該労働者も専門業務型裁量労働制の適用対象に該当しません。(昭和63年3月14日基発第150号)

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