民間調査会社のブランド総合研究所(東京都港区)は10月14日、地域ブランド調査2020を発表した。
本県の都道府県魅力度ランキングは前年から順位を四つ下げて初の最下位に転落した。同社によると、
新型コロナウイルスの影響で、観光地などのイメージが低下したことが要因とみられる。
人口減少時代の中でブランド力を高め、「選ばれるとちぎ」を目指してきた本県にとっては厳しい結果となった。
福田富一(ふくだとみかず)知事は報道陣の取材に対し、
「最下位は驚いた。栃木県の魅力を測るために適切な指標なのか改めて疑問を感じた。
取り組みの工夫、改善を図り、新たな切り口で選ばれるとちぎを目指したい」
と語った。
(以上;下野新聞引用)
特に、近畿地方では認知度が低迷して、関東以外における認知度、魅力度が著しく低いことが問題の根幹
にあるようです。学生時代、九州出身の友人は、日光は知っているけど、、、とも言っていました。
一方、内閣府が発表した県民経済計算で、2017年度の1人当たりの県民所得が、栃木県は
341万3千円で全国3位だったことが分かりました。
前年度に比べ11万6千円増加した。全国3位は15年度と並び過去最高とのことです。
県民所得は,県民経済計算の生産・分配・支出の三面のうち,分配面で計算されます。
給料や退職金などにあたる雇用者報酬,利子や賃貸料などの財産所得、会社や自営業の営業利益にあたる
企業所得からなり,県民個人の所得(給与)だけではなく企業の利潤なども含んだ地域全体の経済力を示しています。
誤解を招くことが多いですが、県民所得は県民がもらっている給料の平均値ではありません。
因みに、2019年に厚生労働省より発表された「賃金構造基本統計調査」をもとに各都道府県別の
年収状況の順位は、東京が圧倒的な1位。2位が神奈川、3位が愛知。
そして、北関東では、茨城8位で栃木は11位という順位になります。
ブランド力はないけど、比較的豊かな“栃木県”ということだと思います!!