こんにちは、社外の人事部 門倉です。
働き方改革の話では、どうしても有給休暇の取得や長時間労働の是正といった対応に追われ、ご質問をいただきます。
しかし、先日ある定例の訪問する企業様で、心理的安全性の向上について議論をする機会がありました。
社員の生産性を極限まで高めるには、どうすればいいのか?
米グーグルが2012年に開始した労働改革プロジェクトがあります。
社員同士のコミュニケーションを中心に、その仕事ぶりを徹底的に観察するワーク・モニタリングを
実施したそうです。
約4年間 様々な検証と仮説を繰り返し、5つの要素がチームの生産性を高めるとともに
成功に導く要素であると言われています。
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1 心理的安全性
2 信頼性
3 構造と明瞭さ
4 仕事の意味
5 仕事のインパクト
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そして、この5つの要素においても、心理的安全性はその他4つの要素の基礎的な土台であり、
チームの成功に最も重要な要素と結論付けました。
心理的安全性とは、公私混同はよくないが、他者の反応に怯えたり羞恥心を感じたりすることなく、
自然体の自分をさらけ出すことのできる環境と言われます。
AIが進展する時代、心理的安全性がチームの成功のカギとしたのはとても意外とも感じます。
転職が容易に行われる時代ですが、結局のところ、当職は人間力研修でよく話をすることですが、
仕事は人生の時間の大半を占める。
社員一人ひとりが会社で本来の自分を曝け出すことができること、
そして、それを受け入れるための「心理的安全性」、
つまり他者への心遣いや共感、理解力を醸成することが、
チームの生産性を高めることになることをリーダーが認識することがまずは大切と考えます。
弊所では、真の働き方改革を実行する意味で、
生産性の向上はチーム力の向上にありと題して、宇都宮で5月に研修を実施します。
皆様、どうぞよろしくお願い申し上げます。