社員の入社退社から労働者名簿を一元データ管理できる弊所に委託いただきコスト削減を実現した事例です。
社会保険等の手続業務は社内処理で外部委託をせず、相談業務の基本契約をしているお客様からの相談でした。
約7年前に、某タイムカードメーカにてネットワークを構成し給与計算ソフト及び勤怠集計を利用していたが、メンテナンスサービスが終了してしまうので、何かいい給与計算ソフトがないかと相談をいただきました。(PC等も貸与されたリース契約)
さらに、ヒアリングをさせていただきますと給与計算ソフトのバッチ処理よりも、夜勤等もあり複雑な勤務体制の勤怠集計の方が工数的に大きな課題であることがわかりました。
お客様と一緒に、勤怠集計の手間とコストのバランスから勤怠集計メーカを調査し、お客様の必要な機能とコストが最適化ができる機能を購入することにしました。(勤怠集計を実施し、CSV方式で加工できる方法)
勤怠集計方法が決定して、CSV方式から、データを取り込める給与計算ソフトを購入する方針でしたが日常業務の上に、新たにマスターを整備して操作方法を覚える負担を考えると給与計算担当者の作業工数は、一時的ではあるが大きな負担が生じる。また、これまで給与計算をサポートしていたパート職員が来年には夫の転勤の関係で退職する予定。さらに、労働基準監督署の調査で労働者名簿の整備について是正を受け情報管理の体制を整備している社内状況がありました。
このような状況下で、アウトソーシングを一つの選択肢として検討いただき、社員の入社退社から労働者名簿を一元データ管理できる弊所に委託をした方がトータル的にコストが削減できるとの判断により、弊所に委託いただくことになりました。
結果、法律で備え付けが定められいる
「労働者名簿」→弊所データ管理
「賃金台帳」→弊所データ管理
「出勤簿」→お客様管理
との役割分断で、情報管理を進めている社内の方向性とも合致しました。
数ヶ月のテスト稼動を終了して来年1月から弊所にて給与計算が実施されます。